​第９回公演
『いつだって、はじまれる。』

昔から物忘れが多い、片付けができない、じっとしていられない僕は、親から検査を勧められながらも

結局一度も受けることはないまま、雑貨店で働くフリーターになった。

ある日、アイドルが、自分が疑われているのと同じ障害であることを告白する。

自分も検査を受けるか悩んでいるところに妹がやってくる。また彼氏が女装して出かけたのだとか。

許せないのは、彼のことじゃない。その彼を自分の父や母に紹介できないと思っている自分の心で。

明日、自分の推しが、自分の働く雑貨店に、サイン会を開きにやってくる…。